2013年7月特集 セブ島
フィリピンで、日本人に一番有名な島と言ってもいいかと思います。
首都メトロマニラに次ぎ、大人口をかかえるメトロセブは、フィリピン第2の都市です。
空港は、セブ島の東に位置するマクタン島にあり、セブ本島とは2つの橋で結ばれています。
マクタン島には、いわゆるビーチリゾート系のホテルが連立しています。(空港より10数分程度の距離)
本島の方では、ビジネスの中心地アヤラ地区や、最近伸びているコールセンターや
IT関連の企業が入るITパーク地区近くに多数のホテルがあり(こちらは空港より30分程度の距離),
目的によってホテル選びが可能です。
セブ島は、南北200キロ以上に伸びる長い島で、
マラパスクア、モアルボアル、サンタンデールなど多数のダイビングスポットもあり、
こちらへはセブ市内よりそれぞれ数時間かかります。
短期間の取材では、とても全てを見る事は不可能ですので、
今回はセブ市内近辺と、最近問合せの多いジンベイザメを餌づけしている町、
オスロブの紹介をさせていただきます。
セブ空港は、国際空港です。
日本からは、成田-セブ間の直行便がフィリピン航空で飛んでいます。
韓国経由とマニラ経由とされますと、日本の各地空港より便があります。
特にマニラ-セブ間は、数社より1日数十本の便が飛んでおりますので、
日本を午前発の便で出発されますと、その日のうちにセブへ着くことができます。
今回は、スケジュールと料金で、マニラよりシーエアタイガー便を利用しました。
間際になってからの予約でしたが、マニラからの往復で3000ペソ程度でした。
マニラ-セブ間は人気路線で競争も激しいので、
予約時期によっては、もっと安いチケットがあったりもします。
空港は、マクタン島にありますので、先にマクタン島を見て周りました。
マリバゴブルーウォーター
1989年にオープンの約7ヘクタールの敷地を持つ4スターリゾートです。
コテージタイプのお部屋が、全158室。広めのプライベートビーチで、のんびりと過ごせます。
DXルーム 22~29平米
プレミアDX 44平米
プレミアDXのバスタブ
広めのプライベートビーチ (白い建物から先は別のホテルの敷地になります)
沖合にある細長い島も、リゾートの敷地です。無料送迎のボートで渡れます。
インペリアルパレス ウォーターパーク&スパ
2009年9月オープン、全556室を持つマクタン最大級のホテルです。
ビーチは小さめですが、流れるプールやウォータースライダー等のプールがとても充実しています。
セブ市内のアヤラ地区とSMとの無料シャトルサービスも有り。
ホテルは、A~Fまでの6棟があります。
上記はABC棟側よりDEF棟を撮った写真です。
プールの左側は、ビラタイプのお部屋となっています。
マクタンスイートルーム 高品質のベッドが入っていました。76平米
電子レンジ、カウンター付き
全タイプのお部屋に、32インチの液晶テレビとDVDプレーヤーも設置されています。
バスタブ
お部屋には、英語・韓国語・日本語での案内表が設置されています。
フロントにも日本人スタッフが常駐していますので言葉の心配がありません。
室内に110ボルトのコンセントがあるので、日本製品使用もOK
ウォータースライダー 普通に下りてくるものと、右側の壺に落ちてくるものがあります。
とても面白そうです。
入口近くにはカジノビルが建設中でした。
BEリゾートホテル
2008年オープンのマクタンではリーズナブルなビーチに面したホテル。
マクタン島の北東に飛び出た半島プンタエンガノ地区に位置します。空港からは20分程度。
横幅は狭いもののプライベートビーチもあります。
ロビーより階段を下りてスイミングプール、更に下りたところにビーチ
ギター工場
マクタン島のpajac-maribago通りには、ギター工場がたくさんあります。
この中でも有名で大きなファクトリーであるアレグレギターへ連れて行ってもらいました。
材料は、フィリピン産の木もありましたが、大半がカナダ、アフリカ、ヨーロッパからの
輸入材を使用しています。
職人さんが数人ギター作りに励んでいました。
製造直売でギターが売られています。左側のギターの間にある小さいのはココナッツのボディで
弦が4本なのでココレレと言うそうです。
このクラスの物は、値段は手頃ですが、はっきり言って音はショボいです。
部屋に飾る目的での購入ならお勧めします。
フィリピンでは高価格帯になる、1万ペソ以上のギターもありました。
マクタンシュライン
ここには、マゼランの記念碑と、ラプラプの像が建てられています。
マゼランとは大航海時代世界一周を果たしたマゼラン隊のマゼランです。
マゼランは旅の途中、ここマクタン島でキリスト教への改宗を良しとしない酋長ラプラプ率いる
イスラム教部族に敗れて命を落としました。
フィリピン側からすればヨーロッパ人の侵略に反抗し勝利を得たラプラプは国民的英雄となっています。
マクタン島の主要地区は、彼の名前を取ってラプラプ市と名付けられています。
マゼランはポルトガル人ですが、スペインの艦隊を率いていました。
彼の名前のスペイン読みは、マガリャネス。
フィリピンには各地に、マガリャネスの名前が付いた地区があります。
侵略者の名前を残しているのは、なぜなのでしょうね?
フィリピンの英雄ラプラプの像
マゼラン記念碑、HERNAND DE MAGALLANES とスペイン語表記がされています。
セブ・ボホール遊覧飛行のセブトップ
セブ島の特集で、日本のテレビなどでも取り上げられているセブトップさんを訪問してきました。
日本人経営で、パイロットも日本人ですので言葉の心配は要りません。
セブ島の隣ボホール島への遊覧飛行は、45分1名様5000ペソ。
実際にボホール島へ下りて、有名なメガネザル(ターシャ)見学ができるツアーは
所要時間5時間コース1名様12500ペソなどいくつかコースがあります。
その他、実際に操縦体験のできるコースもあります、45分12500ペソなど。
詳細は、下記ご参照ください。
http://cebutop.com/
ねもとトラベルでも予約代行受け付け致します。
事務所横の格納庫に入っていたセスナです。
ここからは、セブ本島にあるスポットのご紹介となります。
サミットサークルホテル
セブ市の中心と言ってもいいオスメニヤサークル近くに建つリーズナブルなホテル。
ホテルの下はロビンソンモールが入っているので買い物も便利です。
ホテル名のサークルは、オスメニヤサークルから取られていますが、
オスメニヤとはフィリピン第3代大統領オスメニヤさんのことです。
50ペソ紙幣にも肖像画が描かれている地元セブを代表する政治家です。
小さいながらプールもあります。
クラウンリージェンシーホテル&タワー
マニラやダバオ、ボラカイにも支店を持つクラウンリージェンシーグループホテルの一つ。
セブにもマクタン島に1軒とセブ市内に2軒ありますが、
こちらはオスメニヤ通り沿いにありサークルにも近いです。
ここの特徴は上層階にあります「スカイエクスペリエンスアドベンチャー」と呼ばれている
アミューズメント施設です。
具体的には、命綱をつけて地上127mのビルの外側を歩くスカイウォーク、
同様の高さのタワー1と3の間を行き来するタワージップ、
地上131mのビルの縁に取り付けられたコースターが55度の角度まで曲がって
地上の景色を覗けるエッジコースターなどがあります。
今回エッジコースターを体験してきましたが、
スピードは速くは無いものの隣に座った人が操作をしなかったため、
まるまる1周55度の角度に曲がったままの状態で周ってきました。
日本であればメンテもしっかりしていて事故もないだろうと想像しますが、
ここはフィリピンです、もしかして整備がされてなかったらどうしようと考えたりしたら
特に高所恐怖症ではない私も手に汗びっしょりでした。
搭乗前に、「万一事故に遭った場合でもホテルでは責任を負いません」といった
書面にサインをさせられますが、終了後には搭乗した記念として名前入りの証明書をもらうことができます。
大人1回、550ペソ。2回(別のアトラクションも可能)乗れるコンボ2は、750ペソ。
同様に3回乗れるコンボ3は、1000ペソとなってます。
下から見てもかなり高いです。
我々も体験したエッジコースター、まだ角度が甘いですが最大55度まで傾きます。
向うに見えるのは、ジップラインの行き先タワー3。手前のレールはエッジコースター用。
乗車中の写真撮影はもちろん禁止なので、終わってから撮りました。
スタッフの説明では夜景がきれいでお勧めだそうです。
暗くて下が見えないと怖くないからかな???
マルコポーロプラザホテル
セブ市の小高い丘ニヴェルヒルズに建つセブ市内唯一の5スタークラスホテル。
元はイメルダ・マルコスさんの建てたセブプラザホテル、2006年にリニューアルオープン致しました。
空港からは約25分
豪華なロビー
屋上からはセブ市内を見渡すことができます。
マルコポーロの駐車場の一角に、セブ観音が建立されています。
ラディソンブルホテル
世界にホテル展開するカールソンラディソングループ経営、400室を誇る大型ホテルです。
大型モールSMシティセブが隣接し、買い物も便利。世界的富豪SMのオーナー、
ヘンリー・シーさんも経営に加わっています。
セブ市南部の港湾地区にも近いです、空港からは11キロの距離、約30分のアクセス。
広いロビー
セブ市内ホテルでは最大級のプールがあります。
高級感あるレストランには、日本食の用意もされていました。
屋上から撮った写真、埠頭が近いです。
隣は、SMシティセブ
セブグランドホテル
セブ州庁舎、ビジネスの中心アヤラ地区にも近いリーズナブルなビジネスホテル。
オスメニヤサークルまでも1キロ程度と観光にも便利です。
私の泊った部屋にはバスタブは付いてませんでしたが、バスタブ付きの部屋もあるそうです。
セブ観光スポット
フォートサンペドロ (サンペドロ要塞)
スペイン統治時代に造られたフィリピン最古の要塞です。
マニラのサンチャゴ要塞に比べるとかなり小さい三角形の要塞でした。
日本統治時代には、捕虜収容所や緊急病院としても使用されていました。
公園として市民の憩いの場ともなっています。
入場料30ペソを払って中に入りますと、こんな感じです。
建物は博物館になってます。中央の柱の下は、マゼランが攻めて来たときのセブの王様フマボン、
彼がマゼランに懐柔されてキリスト教を認めましたが、
マクタンの部族長ラプラプは認めずにマゼランを殺害しました。
王様の上の絵サントニーニョを抱いているのはフアナ王妃。
要塞の2階を歩くこともできます
サントニーニョ教会
フィリピンのカトリック教徒の家庭に必ずあるのが、幼きイエス様の像「サントニーニョ」元は、
マゼランがフアナ王妃に贈ったものが数々の困難に巻き込まれながらも無傷であったことから
崇拝の対象になったと言われています。
教会内にサントニーニョ像が飾られていましたが、ガイドさんの話によりますと
これはレプリカであって本物は教会奥深くにしまわれているのだそうです。
訪問日は平日でしたが、数多くの信者が教会を訪れていました。
中央十字架に張り付けられたイエスの上にサントニーニョがいましたが、
レプリカだそうで、少しがっかりです。
マゼランクロス
サントニーニョ教会の隣にある八角堂の中にある、巨大な十字架のことを言います。
元々は、1521年フマボン王以下多くの臣下がキリスト教に改宗したことを記念して
マゼランが建てたものです。
八角堂は、クロスを保護するために後年1834年に建てられています。
この十字架を削って飲むと万病に効くと言うあやまった情報が流行し出したため、
現在は木製のカバーで十字架が保護されています。
アーチの上に、1834の数字が見えます。
現在は木製のカバーで覆われたクロスを見る事ができます。
八角堂の天井には、王たちが洗礼を受けた際の儀式の様子が描かれています。
ビバリーヒルズ内にある中国寺院
マルコポーロプラザホテルがあるニヴェルヒルズの隣に、
ビバリーヒルズというやはり小高い丘があります。
ハリウッドにあるビバリーヒルズ同様、あたりは高級住宅街となっており
入口にはガードマンが警備していますが、敷地内にある道教の寺院に観光で入ることができます。
バス等で来られた団体さんの観光の場合、上の入り口から入ることはできないそうですが、
我々は少人数であったため上の入り口から入りました。
下からの観光の場合、階段を昇るのが大変なので上から見た方が格段に楽なのだそうです。
ちなみに中国ではラッキーナンバーは9だそうで、階段の数は99段あります。
ご丁寧に9段のひと固まりが11回分ありますので途中で休むこともできます。
一部写真撮影禁止の建物以外は、撮影可です。
こちらは団体客用の下の入り口近くにある駐車場の門
セブ博物館
元は刑務所として使われていた歴史的な建物が2009年、
ガルシア前知事により博物館としてオープンされました。
全12室にそれぞれのテーマを持った展示がされています。
入場料は、75ペソですが、市内観光をご注文された方には観光代に含まれます。
市内観光のガイドさんとは別の博物館の専用ガイドさん(英語)が、ついて説明してくれます。
SUGBOとは、セブの旧名です。
日本軍統治下時代の展示もあります。
博物館裏側にあった井戸。塀を見ると、ここが以前刑務所であったことがわかりますね。
オスロブのジンベイザメ
日本のテレビ番組でも放送がされたようで、最近問合せが多いです。
オスロブは、セブ島南部に位置する小さな町です。
セブ市内から車で約3時間かかりますので、朝4時起きしましてツアーに出掛けてきました。
ジンベイザメの餌付けは午前中しか行われてないからです。
セブ市内のホテルを午前5時に出発しまして、途中朝食休憩を取り現地着は午前8時半、
直行で車を走らせてもたっぷり3時間はかかりそうです。
バランガイ経営のセンターで、ジンベイに触る事は禁止です等の簡単なフリーフィングを受けて、
手漕ぎのボートで海へ出ました。
ライフジャケットは、ショップで貸してくれます。(ツアー料金に込)
浜からも見えるくらいの近い距離に、ジンベイザメが10匹ほど泳いでいますので、
ボートに乗ってすぐに会うことができます。
ジンベイスイムは、以前ソルソゴンのドンソルで経験してましたので、
今回はボート上からのウォッチングとしましたが、
実際に海へ入ってスノーケリングされたい方も対応可能です。
ドンソルとの違いを私なりの考えで書かせていただきますと、
ドンソルは自然主義のためジンベイの生態任せの部分もあり、1年の内数カ月しかシーズンがないですが、
ここオスロブでは餌付けに成功したので、ほぼ1年中ジンベイに会えると言うことがメリットだと思います。
ドンソルは、最寄りの都市レガスピから約1時間半の距離ですが、
マヨン火山観光等はありますが、一般に地味な観光および本格的なダイバーさん向け的なところがあります。
セブの場合、市内に戻れば各種の観光、マクタン島でのビーチ遊びなど
バラエティ豊かな観光と組み合わせも可能です。
本当に自然なジンベイが見たい方にはドンソルをお勧め致しますが、
こだわりの無い方であればセブ・オスロブをお勧め致します。
2011年ごろに餌付けが成功したそうですが、それ以来の観光客の方で、
今まで一組だけジンベイが見れなかったことがあるとの話も聞きました。
やはり自然相手のものですので、100%の確率ではないことは、あらかじめご了解お願い致します。
ジンベイの町オスロブには、数件のショップがあります。
ドンソルは、自然に発生するプランクトンを求めてジンベイが集まるので水の透明度がありませんでしたが、
ここオスロブの海は透明度の高い海でした。
バランガイで行っているブリーフィングセンター、現在はまだテントです。
ゲストが多く財源も増えたのでしょう、本格的なセンターが建築中でした。
手漕ぎのボートでジンベイを見に行きます。
1分も経たないうちに、ジンベイに遭遇です。
本当にボートの近くまでやってきて餌を食べます。
餌はフィリピンの塩辛バゴオンでした。エビの小型版オキアミの塩辛、
独特の匂いがボート上にも漂ってきました。
体は大きいのに、小さなプランクトンをどれだけ食べればお腹いっぱいになるのでしょう?
食事時間は相当長いので、かなり長い間楽しむことができます。
個人的な感想ですが、ドンソルではジンベイと一緒に泳いだので顔を見る事ができませんでしたが、
オスロブでは餌を吸いこむ姿が見れて、絵的にはこちらが満足できました。
黒い個体がいくつもいるのが、わかるでしょうか?この日は、10匹くらいが餌を食べに来ていました。
セブ オプショナルツアー料金 各2名様より催行致します。
日本語ガイド付き (ジンベイツアーのみ、ドライバーガイド日本語不可)
注意:セブ市内滞在の方と、マクタン滞在の方で、料金が変わります。
料金は、1名様当りの料金となっております。 | ||
セブ市内より | マクタンより | 子供料金 |
セブ島アイランドホッピング
送迎代、BBQランチ、入場料、ボート代込み
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P4250 | P4100 | P2000 (6-10才) |
ボホールツアー
送迎代、ロボック川でのランチ、往復チケット、入場料込
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P5700 | P5900 | P3050 (2-4才) |
セブ市内観光
送迎代、食事付(時間帯により、ランチかディナーをお選びください)、入場料込
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P3600 | P3950 | P1700 (6-10才) |
セブ市内観光
送迎代、入場料込 食事無し
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P2750 | P2950 | P1050 (6-10才) |
市内観光で周るスポット
道教寺院、ビバリーヒルス、フルーツマーケット、マジェランの記念の十字架、サントニニヨ教会、フォートサンペドロ要塞、スグボ博物館
昼食:フィリピン料理
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エステツアーマッサージ
送迎代、エステ代込み
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一律 P2350 |
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カントリーサイドツアー(ランチ付き)
送迎代、ランチ込
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P5300 | P5700 | P2100 (6-10才) |
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セブでのゴルフツアーご希望の方は、ご相談ください。
セブカントリー、アルタビスタ、マクタンゴルフで、ツーリストもプレーできますが、事前の予約が入らないシステムです。メンバー優先の為、最悪当日になってプレーできない場合もございますので、こちらのルールにご了解できる方のみとさせていただきます。
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オスロブジンベイザメツアー | ||
セブ市内出発 | P4900 | |
マクタン出発 | P5400 | |
送迎代、ドライバーガイド(日本語不可)、ジンベイザメ登録料込、スナック付き
*セブの出発は、早朝になります。セブ帰着は午後1~2時ごろ
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※価格は2013年7月現在の価格です。
情報が古くなりますと価格が変わることがございますのでお問い合わせください。