ケソン州との州境になるラグーナ州・サンパブロに、

農園主がオーナーとなっているこのリゾートはあります。

現在は、ココナッツプランテーションとなっておりますが、

1880年代ドン・プラシド・エスクデーロと奥さんのドナさんによって設立された当時、

農園にはサトウキビが植えられていたそうです。

1900年代初頭、息子さんであるドン・アルセニオさんの時代になって

ココナッツが植えられるようになり大成功をおさめます。

敷地内にある博物館は、アルセニオさんが集めた貴重なコレクションが多数展示されています。

3代目の時代になり、1981年ビラ・エスクデーロは一般公開されることになり、

内外から多数の観光客が訪れるフィリピンの主要リゾートになりました。

フィリピンも少しずつ高速道路の整備が進んでいます。

現在マニラからは、約2時間半の距離です。

ビラ・エスクデーロへの入り口は、ケソン州との境にあるアーチを抜けてすぐになります。

上の写真は入口側から撮ったものですので、

ナショナルロードの入り口はケソン州側になりますが、

リゾートの住所はラグーナ州のサンパブロとなっています。

ビラ・エスクデーロは、ナショナルロードから人形の指さす方へ1キロ中に入ったところにあります。

ナショナルロードからリゾートまでの道は、まだ舗装がされていませんでした。

道端には、牛が佇んでいたりして、とても雰囲気がありました。

平日の訪問だったので、ゲストは少ないだろうと思っていましたら

バスが何台も駐車していてびっくりしました。人気があるのですね。

駐車場近くにありますフロントでチケットの購入です。

ネモトのオプショナルツアーをご利用の方は、入場チケット料金込みの価格になります。

金・土・日とフィリピンの祝日は、民族舞踊のショウを見る事ができます。

開園は、午前8時からとなっています。

園内の行動は自由ですが、入口からも近いところにミュージアムがありましたので、先に寄りました。

上の写真は入口からミュージアムへの道中に停まっていたクラシックなバス。

この日私はバスには乗る事はありませんでしたが、今でも現役のようです。

広場には、動物の模型等が設置されていました。

ピンクのお城のような建物が、ミュージアムです。博物館は1987年にオープンされました。

残念ながら、ミュージアム内の撮影は禁止されておりましたので写真はありませんが、

1階には、象牙でできたマリア様の像などの宗教関係のアイテムや、

動物の化石などのコレクションが展示されていました。

2階には、中国の陶磁器からフィリピンの民族衣装、更にはミリタリー関係など

様々なジャンルのアイテムが展示されていました。

戦時中の日本軍関連の展示もありました。

2代目のアルセニオ・エスクデーロさん夫妻の写真も飾られていましたが、

本当にいろんなものに興味のあった方たちなのだなと思います。

彼らが集めたものの他に、大勢の寄贈者がいたことも知る事ができます。

個人コレクションではありますが、かなりレベルの高い博物館です。

ミュージアムと別に、もうひとつピンクの建物がありました、

こちらは博物館の別館になる予定だそうですが、まだオープンされてないと教えてもらいました。

 

 

 

2代目、アルセニオさんとロサリオさん夫妻の像
初代と2代目のエスクデーロさんは、大戦中敵国に捕まり拷問を受けたという事も書いてありました、

敵国とは日本のことでしょうね。

 

 

向うに見えるのは、バナハウ山

ミュージアム付近の見学が終わりましたら、カラバオの引っ張るカートで、

滝の下レストラン・民族舞踊ショウが見れるステージ方面へ移動です。

入場券には、行きと帰り2回カラバオカートに乗れるチケットが付いていましたが、

乗車時にチェックはありませんでしたので、場合によっては何度も乗れるかもしれません。

 

カラバオから下りたら、滝の下レストランへ向かいます。ランチは入場料に込。
午前11時~午後2時の間、食事を取る事ができます。

 

 

みんなサンダルに履き替えて(フィリピンの人は元々靴下は履かずにサンダル履きの人が多いので、

来たときの恰好かもしれませんが)、足元を水に浸けて食事をしていました。

私はサンダルを持っていかなかったので、岸辺のテーブルで食事しました。

行かれる方はサンダルのご用意をされると良いかと思います。

 

食事は、フィリピン料理のビュフェスタイルです。

私は靴が濡れるのが嫌だったのでスタッフにチップを渡して取りに行ってもらいました。

入場券に付いていた食事券をここでは徴収されましたので、お替わりはできないかもしれません。

ご覧のようなフィリピン料理、この他にバナナキューや、タピオカなどのデザートが付きました。

滝の近くはマイナスイオンが出ているのでしょうか、とても気持ちが良かったです。

ちなみに飲み物は別途実費です。ミネラル20ペソ、ビール60ペソなど、市内のお店の倍程度でした。

持ち込みは禁止とありましたが、団体客の中には水筒を持ってきていた人もいたので、

チェックはそんなに厳しく無い感じです。

滝の上方は、ラバシン湖という人工湖になっています。

湖では、竹でできた筏に乗ることや釣りもできます。

 

 

ダムはアルセニオさんの名前が付いた水力発電所となっていますが、

古い碑にはお父さんの初代ドン・プラシドさんの名前が入っていました。

元々はスペイン領事の命で造られたものを初代エスクデーロさんが購入し、

その後アルセニオさんが再建したようです。

 

 

 

プールも大人用・子供用とありますので、水着を持参されれば泳ぐ事もできます。

ロッカー脱衣所は、プールの横の建物内にあります。

週末であれば、民族舞踊ショウを見る事ができます。ショウは午後2時から始まります。

上の写真はショウが行われるステージのある建物

水着を持ってくればランチの後、泳いで過ごす事もできたのですが、

何も用意していきませんでしたので、待ち時間の間ハロハロを食べて待ちました。

ここのハロハロは90ペソ。

2時から数分遅れましたが、いよいよショウが始まりました。

約1時間15分のショウタイムです。

これほど長い民族舞踊を見るのは初めてでしたが、フィリピン全国の有名舞踊をほとんど見る事ができた!

と思うくらいのとても密度の濃い素晴らしいショウでした。

踊りによってコスチュームも違います。以下、写真でご紹介致します。

 

 

 

 

 

有名なバンブーダンスであるティニクリンとは別のバンブーダンスでした。

ティニクリンは竹の動かし方が早いですが、このダンスはゆっくり目のものでした。

ダンサーがヤシの葉っぱで、鳥や魚を折るパフォーマンス。
できたものは観客席の子供たちに配ってくれます。

楽団が登場です。14弦のマンドリンの調べが心地よかったです。

普段はダンスミュージックが多くかかっているフィリピンですが、

こんな曲を弾ける人たちもいるのだと変な感心をしました。

 

 

キャンドルを頭に載せて踊る踊り、パンダンゴ・サ・イラウと言うそうです。

若い男の子たちのダンサーが、胸と背中と腿に付けたヤシの殻を

リズミカルに叩きながら踊るダンスです。

台の上で男女の位置が入れ替わるダンス

あひるの真似をしながら、奇妙な歩き方をするダンス

メインは、有名なティニクリン。動きが速すぎてピントが合ってません・・・

フィナーレは、全員でのあいさつ。

ダンサーは、フィリピンカルチュラルセンター所属の方たちだそうです。

ショウは、週末とフィリピンの祝日のみにしか見る事ができませんので、

旅行スケジュールが合う様であれば、是非週末に行かれることをお勧め致します。

 

ねもとのオプショナルツアーのページ

【おおよそのスケジュール表】
午前8時     マニラのホテル出発
午前10時半ごろ 現地着

*現地での過ごし方は自由ですが、ガイドさん無しの場合下記のように進まれるとスムーズです。

博物館見学→カラバオカートで移動→滝の下レストランで食事(11am-2pmの間)→

プールや筏、釣りなどで自由時間お過ごしください→ 民族舞踊ショウ(週末は2pm-3:15pm)→

午後3時半ごろ  現地発
午後6時ごろ   マニラのホテル着

 

*マニラ市内の渋滞により、マニラ着が遅れる場合もございます。
*現地での滞在を長くされたい方、マニラ発を早めることも可能です、ご相談ください。

 

【持って行かれると便利なもの】
タオル、サンダル、着替え、水着(プールで泳がれる方)、カメラ(博物館以外撮影可)

ねもとトラベルでは、マニラからの日帰りツアーをお勧め致しますが、

現地には宿泊施設もあります。ご宿泊ご希望の方は、別途お問合せください。

リゾート近くの国道沿いに出ていた露店。
ラグーナ州、ケソン州、また手前のバタンガス州では、

9月からランソーネスやランブータンがシーズンです。

マニラで購入するより安い値段で買う事ができます。
このときは、ランソーネス、1キロ=80ペソ。ランブータン、1キロ=35ペソ。