コロナ禍の救世主現る?!

みなさん、こんにちは。

いつもねもとのブログをご覧頂き、本当にありがとうございます。

新型コロナウイルスの出現からとうとう2年が過ぎ、

未だに隔離・検疫が完全に終わらないフィリピンですが、

クリスマスも終わり、穏やかに2022年を迎えようとしています。

そんな年の瀬、日本ではついに、新型コロナウイルスの国内初の飲み薬

「モルヌピラビル」が27日、京都府内の医療機関で初めて投与されたそうですね。

この薬「モルヌピラビル」は、アメリカの製薬大手・メルクが開発した新型コロナの飲み薬で、

日本では12月24日、厚生労働省に特例承認されました。

新薬ですから、どの程度効力を発揮してくれるのか、まだまだ未知数だと思いますが

世界中で誰もが望んできた「もし罹ってしまっても、薬を飲んで治そう!!」ということが

公式にようやく始まって、本当に嬉しく思います。

同時に、本日京都にて投与された方の快復を、心からお祈りいたします。

 

 

またこの薬は、フィリピンでも実は既に11月17日に30万ケースが輸入されており、

フィリピン食・薬品局(FDA)の承認を待っているところでした。

※東南アジア初めてとなる「モヌルピラビル」の到着を喜ぶ、フィリピンの製薬会社、

薬品輸入業者、薬品販売会社、貨物ターミナル長、FDAなどの幹部ら。

 

アメリカ・ジョージア州のエモリー大学とメルク社によって開発されたこの薬は、

軽度の新型コロナウイルス肺炎患者の入院および死亡のリスクを

50%減少させる臨床試験で示されたそうです。

フィリピンでは、モルヌピラビルは、重度の病気や死亡への進行を防ぐために外来治療に使われる予定だとか。

モルヌピラビルは、1回4カプセル(800mg)を1日2回×5日間で

合計40カプセルを飲み切って治療完了となります。

1患者さん当たり40カプセルが入ったボトルを1本渡されるイメージです。

 

 

そして、この薬について色々調べていくうちに、実にフィリピンらしいニュースを見つけました。

これは、12月7日付けの「フィル・スター」という、地元の有力新聞社の記事の見出し部分なのですが

なんと、『フィリピン内の89の病院で、FDAの使用許可が承認されていないにも関わらず、

既に治療に使用されていた!』と、フィリピン保険省が公式に発表したのです。

でも裏を返せば、それだけ早くコロナ禍を収束させたい!と、

医師たちも願っているという証拠ですよね・・・

 

 

そして、ついに12月23月、FDAがこの薬の使用を承認しましたよ。

今度は、フィリピン・ニュース・エージェンシー」というフィリピンの有力情報機関の記事の抜粋です。

ちなみに、タイトルにある「EUA]とは、緊急使用許可を意味します。

ということは、やはり、誰でも気軽に使えるわけではないのですね・・・。

飲み薬が浸透すれば、風邪やインフルエンザのような位置づけになり、

以前のように外国からも観光ビザで来て頂けるのに!!と思うのですが、

どうして、こんなにも「治療薬」の開発が遅いのでしょう???

観光業に携わる身としては、心から疑問に思ってしまいます。

  
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