ノースアベニュー駅とルーズベルト駅をつなぐ工事の起工式

マニラでは、道路の上を走る、高架鉄道が多くの市民の移動手段として利用されています。

現在首都圏を走る主な高架鉄道は、LRT1,2及び、MRT3そしてフィリピン国鉄のPNRです。

LRT=Manila Light Rail Transit System

MRT=Manila Metro Rail Transit System

PNR=Philippine National Railways

29日首都圏ケソン市でMRT3のノースアベニュー駅とLRT1ルーズベルト駅をつなぐ、

工事の起工式が行われました。

 

www.rappler.comに掲載されている写真

 

(29日のマニラ新聞より)

LRT1号線を延長し、MRT3号線と結ぶ共通駅建設が始まる

首都圏ケソン市で29日、軽量高架鉄道(LRT)1号線を延長し、

首都圏鉄道(MRT)3号線と結ぶ共通駅建設工事の起工式が行われた。

 これまで3号線北端のノースアベニュー駅と1号線北端のルーズベルト駅との間は用地紛争が原因でつながっていなかったが、ドゥテルテ政権の主導によって決着。これで首都をぐるりと回る鉄道網ができる。完成は2020年の見込みだ。

 式典でトゥガデ運輸長官は「便利で信頼性の高い軌道交通の未来へ突破口が開ける」と語った。

 ノースアベニュー駅からは首都圏北方のブラカン州サンホセデルモンテ市とつなぐMRT7号線も着工済みで、19年に完成の予定。将来はマニラ首都圏地下鉄もノースアベニュー駅に連結される見込み。

 同駅は1日約48万人の乗客が利用可能な駅となり、一大ターミナル駅に発展する可能性がある。

 ノースアベニュー共通駅のコンコースの総面積は1万3700平方メートルでプロジェクト総額は28億ペソ。

 1号線と3号線の連結構想は10年以上前からあったが、共通駅建設地をめぐって付近にグループ傘下の商業施設を持つアヤラ財閥とSM(シューマート)グループが激しい綱引きを演じ、法廷闘争に発展、着工できない状態が続いていた。

 しかし、ドゥテルテ政権が打ち出したインフラ開発事業「ビルド(建設)・ビルド・ビルド」の下で、用地紛争が決着、着工に至った。

 

LRT1

 

 

画像上方、MRT3のノースアベニュー駅とLRT1ルーズベルト駅が2020年につながる予定です。

 

 

  
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